白黒写真が大半ですが、貴重な記録をご紹介します。
沿革のページにも書いておりますが、1974年の七夕台風が伊勢地方を襲ったことをきっかけに、全日本民医連と日本生協連が救援活動を実施し、伊勢市岡本2丁目内に災害救急診療所を設置したことが伊勢民主診療所設立のきっかけです。
上写真:伊勢市岡本にあった「救急診療所」
その後、現在の伊勢民主診療所がある場所を建設予定地とさだめ、みんなで土地の草刈りなどをし始めたのが活動の最初でした。
「伊勢民主診療所を建てるぞ!」とみんなで集まったのが八日市場の公民館。
地鎮祭も行いました。
こうして、伊勢民主診療所の建物の基礎を作り始めたのです。
過去の資料を見ていると興味深いのが、「伊勢民主診療所」という名前もあれば、「伊勢民主医療センター」という名前も並行して存在していること。どうも初期のころは、2通りの名前が存在していたようなのです。
レントゲン機器を建物のなかに入れている真っ最中の、貴重写真です!
伊勢民主診療所は、こうして完成しました。
伊勢民主診療所が、できたばかりのころの事務所は、こんな感じでした。この部屋は現在、訪問看護ステーションまごのてが使用しています。写真にうつっているのは、初代の事務長さんかと思われます。
これから、私たちも診療所を建替え移転していくわけですが、いろいろな困難を乗り越えてきた先人の歩みを感じることができました。